どこかに所属するのではなく、
私は私でありたい

ロールモデル:千春さん
千春さん

//プロフィール

ロールモデル:千春さん
千春さん CHIHARUSAN
Webデザイナー

フリーランスWebデザイナー。

職業訓練校補助講師としてネット初心者の老若男女約200名をWEBサイトが作れるまでに補佐した経験あり。

苦しいことを我慢しすぎて妊娠中に三途の川を渡りかけた、現在小学生と未就学児の母親。

今までの生き方・働き方は息苦しかったので、自分がおだやかでいられる生き方・働き方を模索中。

//まちづくりに関わったきっかけは?

第一子が2歳くらいのころ、フリーランスとしてWebデザイナーをやりながら保育園に子どもを通わせられるようになりました。

その年に越谷商工会議所主催の『チャレンジ講座』を受講したことがすべての始まりです。

そこで知り合った増田具子さん(神社deままマルシェ実行委員会代表)とは複数の共通点があり、何かと気にかけていただき、塞ぎがちだった私を外に連れ出してくれました。

千春さん
千春さん

//人生の分岐路になった出会いは?

イメージ写真

先述した『チャレンジ講座』で出会った井橋潤さん(まちづくり越谷代表)です。

井橋さんからは、Webサイト制作の仕事を発注いただきました。仕事を通して「まちづくり」に関わるメンバーとの交流が深まっていったため、このときの仕事がなかったら「まちづくり」に関わっていなかったと思います。

//計画や妄想しているプロジェクト♪

千春さん
千春さん

『チャレンジ講座』受講後にお声掛けいただき、フリーのWebデザイナーとして仕事も請けながら、複業可能な越谷市のセンターで職員として働きました。

ここでの仕事を通して、行政の仕組みや越谷のサービスが充実していることなど、越谷がよりよく見えるようになりました。同時に、組織のなかで自分らしく働くことの難しさも感じるようになりました。そして次第に、“どこかに所属するのではなく私は私でありたい”と思うようになりました。

コロナ禍を経て夫の在宅勤務が増えたことで、仕事・家事・育児の比率を夫婦で再検討しました。“家族との関わり方や自分の働き方に対して、これまでと違う在り方があるのでは”と考えるようになりました。

そして熟慮を重ねた結果、今年3月でセンターを退職し、フリーランスのWebデザイナーとして独り立ちすることを決意しました。今後は、勉強会やワークショップなどに積極的に参加していきたいです。

また、職業訓練校の補助講師をしていた経験を活かして、Webサイトの作り方や存在意義を考えるといった講座を企画・実施する側になりたいです。AIなど新しいものも取り入れていきたいです。

産後、家から出られないほど塞ぎこんでいた私が、ネットで偶然見かけた地域の講座に参加したら、引き上げてくれる人たちに出会いました。私もそんな講座を作りたいです。出会った方々への感謝も含め、今度は私が落ち込んでいる人を引き上げる人間になりたいです。

デザインという仕事は、最終的には「思いやり」に至る仕事だと考えています。「デザイン」を通して思いやる力を身に付けられるように、起業や独立、まちづくりに関わろうとする人たちや子どもたちに対しての『教室』も開いていきたいです。