「越谷に行けば自分も何かできる!」 
そんな居場所を作りたい

rollmodel(吉田理子さん)
吉田理子さん

//プロフィール

ロールモデル:吉田理子さん
吉田理子 RIKO YOSHIDA
女性起業支援家

ITサポートの会社を経営するかたわら、女性の起業を支援する市民活動をさまざまな形で行ってきました。

このたび越谷に「地域の中の女性の生き方」をサポートする一般社団法人を設立し、これから活動を始めるところです。つまり、私もスタートアップの状態なのです。一緒に自分と越谷の未来、つくりましょう!

//計画や妄想しているプロジェクト♪

吉田理子さん

起業にチャレンジできる『居場所』を提供したいです。

普段はカフェやコワーキングスペースですが、期間を決めてショップやサロン、教室などを試験的に運営できるスペースにもなる場所です。

たとえば、子育てが一段落して「自分もなにかやりたい、でもどうしたらよいかわからない」という人や「子育ても仕事も両方しっかり取り組みたい」という人など、いきなり大きなことはできないけれど、自分が考えていることを実現するためにちょっとチャレンジしたい!という思いを叶える場所を作りたいです。

女性だけが子育てをするわけでもないし、女性が働くことも「普通」になってきています。しかし、地域への関わりはどうしても女性が多くなりますし、その時間のやりくりが相当大変なことは経験として知っています。

そのため、この『居場所』ができることは「女性が自分で自分の働き方を決める」ひとつのきっかけになると考えます。

たとえば、子育て中(高校生くらいまでは気が抜けません)の女性がパートタイムで得る賃金分をマイクロビジネスという形で実現できれば、時間の使い方が変わってきます(自分の裁量で決められ、学校や地域とかかわる時間もつくり出せる)。

また、子育てと仕事のどちらかではなく、バランスをとることで働くことへの意識も変わります。さらに、自分のビジネスをもつことで、地域に関わることの意味も変わってきます。いたるところで旧知かつ新しいコミュニティが生まれます。

その最初のトライアルの場としてこの事業があることは、とりかかりの心理的・経済的なハードルを下げ、ワクワクして自分も関わりたい!という人が増えると思います。「越谷に行けば自分も何かできる!」という確信をもつことができるようになるはずです。

//今ある自分のロールモデルは誰ですか?

吉田理子さん

株式会社コスモピア社長の田子みどりさん。

就職超氷河期時代に唯一採用をいただいた会社の社長です。
彼女自身、女性であることが就職の壁になる学生時代を過ごしましたが、女子大生だけのベンチャー企業を立ち上げた経歴を持ちます。その後も、人材派遣やITと時代を読みつづけ、現在は出身地である山口県のまちづくりに深く関わっています。

壁にぶつかったら解決策を考え、より広く社会に貢献する形で対応していく様子を間近でみることができたことが、自分自身の起業、関係性の作り方、地域への関心にダイレクトに影響しています。

//まちづくりに関わったきっかけは?

起業した20年前から関わっています。

当時はまだ、あまりIT技術が広まっておらず、子育てで退職する女性も多くいました。そんなとき、「IT技術を取得して、在宅で仕事を続け、子育てと両立ができるように支援する」という活動を始めました。

『With You さいたま』の女性チャレンジ事業に応募し、在宅ワーク講座を開講しました。

吉田理子さん
吉田理子さん